お早うございます、しぐぴよですー
4月29日の午前4時半ごろに、
バヌアツ諸島の方で地震がありました。
知っている人は知っている、
「バヌアツの法則」なる説があり、
もうじきまた日本に大地震が来るのでは?
という心配を多く見かけました。
結論から言うと、
これもまた熊本地震関連のデマの一つですよね。
デマ多すぎィ!
デマか否か、僕が思うところを
語っていきたいと思います!
バヌアツの法則とは?バヌアツも地震大国!
バヌアツの法則というのは、
バヌアツ近辺で大きな地震が起きた後、
日本でも地震が観測されやすい
という法則です。
うーん…僕から言わせると、
百発百中でなければ、
「そういった傾向にある」としか言えず
法則というのは大げさでは?と言う気がしますが…
いわゆる理系脳ってやつですかね?
”例外のない法則はない”と言う言葉もありますし。
実際にはどうだったのかというと、
「大きな地震」の規模を
どのくらいとするかによって
変わってきてしまうのですが、
ざっと6~7割くらいで起こるから危ないよ、
というのが定説となっています。
正確に言うと、
バヌアツで地震が起こった後
日本で地震が起こるという事例が
無いわけではないから、
全くの真っ赤な嘘・デマではないのですが、
100%起こるわけではないので
そこまでビビる必要はないのかな、
というのが個人的な見解です。
バヌアツも、日本と同じく地震大国なんですよね。
なので、地震が起こりやすい2つの地域を挙げたら、
実は大体このような傾向が見られるんです。
日本での地震の要因は、
様々ではあるんですが、
その中でバヌアツ方面のプレートの動きが
どのくらい影響するかというと、
専門的に見れば
それほど気にする必要が無いレベル
と言われていますね。
バヌアツと日本の地震の相関関係は?相関関係と因果関係の違いとは
まず、バヌアツの法則が取り沙汰されているのは、
バヌアツで3日にM6.9の地震
↓
熊本で14日に地震
という流れが有ったから。
振り返ってみると、
2012年三陸沖や、2015年宮城県沖の前にも
バヌアツやソロモン諸島で地震がありました。
ただ、再度冷静に考えると、
ここ数十年で最大級の東日本大地震の前などは
特にバヌアツ方面の動きは無し。
別にバヌアツで地震があろうがなかろうが、
それとは関係なく
日本は地震が起きやすい場所だということは
よく考えればわかることでした。
また、バヌアツの法則を構成する要素
1,バヌアツで地震が起きる
2,それから何日か経つ
3,日本で地震が起きる
という3つの要素は、
どれも可変要素なんですよ。
つまり、期日は例えば10日と定めることもできるし、
1ヶ月くらいで長めに取ることもできる。
地震の規模についても大小様々であり、
それこそある程度小さい地震で考えると
100%あたってしまうわけですよね。
A:バヌアツでの地震
B:日本での地震
C:ウルグアイ(地震が少ない国の例)での地震
という事象を考えた時、
相関関係というのは、
で、「AとB」が「AとC」もしくは「BとC」
などに比べると関連性が強いという話。
因果関係というのは、
Aが起こるすなわちBが起こる。
記号で表すと、「A→B」という話です。
なので、個人的には、
バヌアツと日本の地震には、
相関関係に見えるものはあるのかもしれませんが、
因果関係は存在しないと考えています!
あとがきー
取り急ぎ、バヌアツの法則について
考察をしていきました。
結局、バヌアツの地震とは関係なく
日本では日々地震が起こっています。
バヌアツ地震が起こった時だけピリピリするのは
いわゆるビビリ損というやつで、
それとは関係なく地震の備えをするのが
一番かしこい選択である
というのが結論でした。
個人的には、
かつてはろくに役立たないと
思っていた学校の勉強も
こういったことを論理立てて考える上で
案外役に立っているのかな、と感じました
以上、
バヌアツの法則とは!2016年熊本地震との相関関係はデマか偶然か?
でした
最後まで読んでいただきありがとうございました!