ドーパ反応性ジストニア特効薬のレボドパとは?効く理由について!

こんばんしぐぴよ

 

世界仰天ニュースで、
幼少期に脳性麻痺と診断されて
以来30年もの間苦しみ続けたものの、

薬を変えたことによって
わずか2日で快方に向かった女性
ジーン・シャロンさんが
紹介されていました。

 

人生が変わるのは一瞬、
そうは言いますが、
そのチャンスを掴むのは非常に難しいです。

そんな彼女を救ったレボドパ
その効果のメカニズムを
まとめてみたいと思います!

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そもそもジストニアって?何故脳性麻痺と間違えたのか

ジストニアというのは、
ざっくりと説明すると

何らかの理由によって
脳が筋肉を収縮・硬直させる指令を誤爆し、
そのせいで身体がこわばったり
上手く動かせなくなる病です。

ジストニア

例えば、首の片側だけ硬直すると、
首が勝手に傾いてしまい、
これを特に頚部ジストニアと
呼んだりするわけですね。

 

ジーン・シャロンさんの場合、
症状が足に来ており、
上手くバランスが取れなかったり、
運動障害が発生したため、

その症状が脳性麻痺からもたらされる
ものと酷似していたというわけです。

 

特に、幼少期に
このような症状を訴えて
病院に行った場合、

このように診察するのが
自然ではないのかなーと
僕は思いました。

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ドーパ反応性ジストニアとは?レボドパが効く理由!

となると、今回焦点があたる
ドーパ反応性ジストニアとは
どのような病気なのでしょう?

 

先程、「何らかの理由によって」
と書きましたが、
これが遺伝子の先天的な異常によって
ドパミン(ドーパミン)の生成に
不具合が生じて
脳内のドーパミン量が足りなくなることから、
ジストニアがもたらされるのですね。

 

僕は、ドーパミンが
不足した場合の症状について
うつになるとか、依存症になる
といった話は聞いたことがありましたが、
今回のようなケースについては
初耳だったので、
ちょっと勉強になりました。

 

閑話休題。
そんな一見すると難病に見える
ドーパ反応性ジストニア。

何故レボドパが効果テキメンなのでしょう。

 

レボドパ(L-ドーパ)は、
一般的にはパーキンソン病に
効く薬と知られており、

ドーパミンの前駆体であるため、
ドーパミンが不足することによって
起こる問題を改善する効果があります。

なので、一部のうつ症状の薬にも
含有されているようですね

 

複数の事象が重なって起こる疾病の場合、
単純に物質を投与するだけでは
改善には至らずむしろ副作用も心配ですが、

遺伝子の異常等から
特定物質のみが不足する場合、
それを補えば
劇的に改善する可能性は高いです!

 

というわけなので、
残念ながら後天的に発生した
ジストニアには
ここまで特効性のある薬は
存在しない、ということですね。

 

現在は、この病を克服した
シャロンさんが広報活動などに取り組み、
同じように救われた患者が
世界各地で増えているそうです!

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あとがき

ちょっと医学的な話をば。
このタイプの話は、
数が増えたらカテゴリ作ったほうが
いいかもわからんね

 

番組感想として、
最初の医師が無能みたいに
言う人がいるかも知れませんが、
個人的にはそれは間違っていると思います。

 

現在でこそ、
このような症例と改善事例が蓄積されて
ジストニアの可能性に思い至りますが、

シャロンさんが幼少期に病院にかかったのは
実に35年近く前の話。

 

ヘタするとドーパ反応性のジストニアがある、
ということすらよく知られていなかった
可能性もあると思います。

 

そういった意味でも、
セカンドオピニオンって重要だな
と思いました。

 

僕の経験でも、怪我が長引いて
他の病院を紹介してもらって
改めて診察してもらった所、

完治に手術が必要な
割と重症であることが
判明したことが有ります。

 

医師を信用していない、というわけではなく
1人の視点の限界が
やはりあるのかな、と。

どんな有名な先生であっても、
一人の人間である以上、
見落としやミスは必ず存在します。

そういったミスを責めるのではなく、
ミスをしてもリカバリが可能な
社会づくりって大切だな、
と改めて実感しました!

 

以上、

ドーパ反応性ジストニア特効薬のレボドパとは?効く理由について!

でした
最後まで読んでいただきありがとうございました!