「介護に正解なんてない」
そう呟くのは株式会社「あおいけあ」代表の
加藤忠相(ただすけ)さん。
こんばんは、しぐぴよです
このブログでは久しぶりとなりますが、
プロフェッショナルな人の仕事の流儀に
迫ってみたいと思います。
というのも、先日別の介護施設で
ちょっとした事案があったじゃないですか。
その話題については、
わざわざ突き回すことでも無いかと思って
特に触れないでいたのですが、
丁度タイムリーだということもあり、
加藤さん、そしてあおいけあの取り組みに
思うところを述べていきたいと思います!
加藤忠相(ただすけ)さんの経歴や大学は?
まずは、どういった経緯から
介護の道へと進んだのか、おさらい。
こう言うと語弊があるかも知れませんが、
普通ブラックだとか闇が深いと言われる
介護職をすすんで目指すというのは
若干珍しいですよね。
本名:加藤忠相(かとうただすけ)
出身地:神奈川県 藤沢市
年齢・誕生日:1974年9月2日 42歳
血液型:B型野庭高等学校
東北福祉大学社会福祉学科卒業
神奈川生まれの神奈川育ち。
東北福祉大学を目指したということは、
中高時代既に福祉系の職に就くことを
心に決めていたのでしょうね。
東北福祉大学HPによると、
在学中は吹奏楽に励んでいたとのこと。
改めて調べてみた所、
出身校の野庭高等学校は
ドラマ「仰げば尊し」でも取り上げられた
吹奏楽の名門校だったようです
加藤さんが在学していた1989~92年は
名門時代の立役者・中澤忠雄氏が
コーチとして活躍されていた時期でした。
サックスは今でも吹けるそうで、
たまに部活OBとして高校に立ち寄るらしい
これって地味に凄いことだと思うんですよね。
僕など、高校時代に将棋をやってたんですけど、
この間久々に将棋倶楽部24にインして
かつてのレートで戦ってみたら
文字通り何も出来ずに完敗しましたからねw
話が逸れました。
わざわざ自分で会社を設立した理由は、
従来の介護施設のやり口にうんざりしたから。
やっぱり、一般的なイメージどおり
お年寄りを施設に閉じ込めるような形で
スケジュール管理をして飼い殺し(介護だけに)
するのがよくある手法らしいです。
1億円ほど融資を受けて、
かつての職場の仲間を連れて
2001年に独立・起業。
いわゆるペーパーカンパニーではなく、
リアルビジネスとしての起業は
リスクもそれなりにありますし、
さぞかし恐れや心配もあったでしょう。
それを押してなお、
新たな介護の形を作りたいという
強い「漢気」が感じ取れますよね!
その後慶應義塾大学の非常勤講師にも就任し、
マルチな活躍をされています!
介護施設あおいけあの場所や評判は?
あおいけあは、ざっくり言うと
お年寄りが気持ちよく過ごせる
(ただしお世話一辺倒にはならない)
QOLの向上に特化した施設。
僕が要介護状態になったら
こういった良心的な施設で過ごしたい…
そう思って、場所をチェックしておきます
最寄り駅は六会日大前駅(新宿から1時間強)
東京の喧騒から若干遠ざかった街。
ストリートビューをこの辺一帯で試したら、
良い感じに緑があり、
一軒家がぽつぽつと建つ
閑静な住宅街という印象でした。
賃貸の相場をチェックしたら、
1Rで3万切る部屋もちらほら…
利便性を考えて当分の間は
東京住みだとは思いますが、
そのうちこのような街に住むのも
良いかもしれないなぁ。
次に気になるのは、
あおいけあの評判について。
介護施設の口コミって、
余程良いかあるいは酷くない限りは
あまりネット上に上がらないイメージがあります。
藤沢の「あおいけあ」に行って感じたのは自然豊かな心地良い環境。ゆったりと流れる時間。スタッフが利用者さんたちに向ける深い尊敬、好奇心、愛情。否定も指示も指導もされず介護すらされていないように見える。ただ一緒に笑いながら同じ時間を過ごしている。利用者さんが人生の知恵を授けている。
— 樋口直美 (@HiguchiNaomi) 2016年7月30日
明日NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は藤沢市で驚きの認知症介護施設を運営する「あおいけあ」社長加藤忠相さん。ここでは1日のスケジュールがない。職員はお世話しない。職員は利用者さんから知恵を授けてもらう、指導してもらう。私がお邪魔した時は味噌作り名人から指導して頂きました。
— 樋口直美 (@HiguchiNaomi) 2016年10月1日
認知症ケアに明るいその道の人も、
あおいけあの環境に太鼓判を押していて、
これは定評があると見て
良いのではないかと思います。
介護施設なのに介護しないとはこれいかに?
という気もしますが、
まさにこれこそが未来の介護の
幕開けと言うか第一歩なのかもしれません。
あとがきー
ということで、
介護の新たな形を日々探求する
プロフェッショナル・加藤さんをチェックしました
僕が思うに、
決して今回の事例は他人事でなく
日常生活に活かせる気がするんですよ。
もし自分がお年寄りの立場だとして、
病院のような施設で
食事も生活スケジュールもきっちり決められて
全てを介護士に委ねて生活させられたら、
ボケてない人でもボケ始めそうですよね。
現実的にはそうせざるを得なかったところを、
加藤さんは相手目線に立って
現在もなお試行錯誤しているんですね。
これは例えば家庭教師などにも
活用できる考え方だと思うんです。
物覚えの良さや得意不得意は、
生徒によって千差万別。
問題の答えだけ機会的に丸々覚え込ませても
生徒の能力は上がりません。
これもまさに、
相手目線が重要(でなおかつ若い人が多い)仕事です。
今挙げたのはほんの一例ですが、
このような形で少しでも相手目線に立てる人が
増えていけば、
この国全体が心も懐も豊かになっていくのかな、
と思いました!
番組を見た上でも、
いくつか触れておきたいことが…
介護記録をイラストとして残す点と、
「失敗すらしないことは悪いこと」という話。
これらはいずれも実践ベースで
成果を最大化するための施策。
起業家気質・独立志向な人が
PDCAサイクルを回した結果
もたらされたものであるような気がします。
実際には、そこに到達する前に
数限りないトライアル・アンド・エラーが
あったことは想像に難くないです。
きっと、仕事の流儀取材班の前でも
いくつも失敗はしてきたのかな、と思います。
そう言えば最近、PDCAサイクルについて
ちょっと意識が欠けていたなー、
と改めて兜の緒を締める機会になりました!
以上、
加藤忠相(ただすけ)の経歴は?介護施設あおいけあの場所と評判も!
でした
最後まで読んでいただきありがとうございました!