地方から東京の大学に進学した時、
友達と話しているうちに
無意識に方言が出てしまい、
説明を求められるものの
そのニュアンスがどうにも
伝わらないことって
よくありますよね?
管理人、高校を出るまでは
北海道で過ごしてて、
その後東京に上京した経験があるのですが、
その際伝わりにくかったものの
一つが、「わや」。
何の気なしに使ったら、
「へ?なんて?」と聞き返され、
いざ意味を説明しようにも
上手く普通の言葉に訳せず
言葉に窮した覚えがあります…
備忘録的に、
その意味や用法を
まとめておこうかと思います!
わやの意味は?名古屋弁や広島弁にもアリ!
まず、「わや」がなんなのか
それすら知らない人もいるかと
思うので解説しときます。
基本的には、
悪い意味で使われることが多く、
「ひどい」
「めちゃくちゃ」
あるいは「シッチャカメッチャカ」
などのニュアンスだと思ってもらえると
良いでしょう。
英単語だと”awful“などが
意味的に重なる部分があるかなーと。
ちなみに、アクセントは
「わ→や↑」。
「山」「川」
などと同じです。
ところで、北海道弁としての「わや」を
説明しようと思っていたのですが
どうやら名古屋弁、広島弁にも
存在している模様…
改めて調べてみたら
辞書的な意味合いは
だいたい同じっぽいですが
ニュアンスまで同じかは不明です。
こればかりは、それぞれの地域に
長く滞在した経験がないと
ピンと来ないでしょうからね。
使い方や用法からニュアンスを伝えたい!
はい
前半で辞書的な意味は
わかってもらえたはずですが、
僕が実際に話した経験上、
これだけでは「う~ん?」といった
反応しかもらえないですw
というわけで、
実際に使う様子から
伝わりにくい裏の意味合いを
感じ取ってもらえたら…と思います!
1,大雪で路面がべちゃべちゃな様子
のっけから凄まじく
ピンポイントな状況ではありますがw
北海道チックな例として挙げましょう。
本州でも、雪が降ったあとは
平均気温がそれなりにあるため
地面がべちゃべちゃになることって
よくありますよね?
あとは、台風や強風で
ずぶ濡れになることも
ままあることですね。
そんな中を歩いてきた場合、
どんなに気をつけてても
靴や足首などがべちゃべちゃに
濡れてしまいます。
それで、家に着いて
上着を脱いで一息ついたときに
ポロッとこぼれる言葉
「いやー、もうわやよ」
実際に言うかは別として
この時の気分はまさに「わや」です!
2,複数人がぼろぼろになっている様子
これは伝わりにくい例かな?w
例えば、オール(徹夜で遊び)などを
することは珍しく無いですが、
途中で帰宅した人が
「あれからどうなったよ?」
と聞いた際に、
朝になったときに半数以上が
倒れていた場合などは
「もうわやよ」
とこう答えるわけですねw
3,ひどい混雑の様子
混雑している様子にも使うかもしれません
例えば、お盆に親戚の家に帰省するとき
当然お盆ラッシュで
道中はそれなりに混むわけですが、
家について
お茶をもらって、
途中の様子なんかを聞かれた時に
「わやだったわー」
と答えますね!
あとがきー
「わや」って本当に
汎用性が高い用語なんだなー
というのを今更再認識するなど。
これ以外にも、
・恥ずかしかった時
・悲しかった時
・(良い悪いにかかわらず)凄かった時
などにも、
使おうと思えば使えます。
とはいっても、
最近では流石に廃れた感はあります。
おどけて使う場合、
北海道アピをするときは
敢えて使いますが、
口頭で言うことはあまりなくなりました。
僕達の子・孫の世代では
完全に過去の遺物になっちゃうのかな、
と思うと若干寂しいものです…
そのうち、それに取って代わる
新たな言い回しなどが出てきて、
その意味がとっさにわからず
老いを感じるようになっていくのですね。
…諸行無常
以上、
わや(北海道弁)の意味は?使い方や用法を道産子管理人が解説!
でした。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!